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愛犬あぐとの生活をつづっています。とても可愛いです。一緒に家族を感じながらほっこりしていただけると嬉しいです。

冬はチョコが美味しい、けど犬には駄目なんでしょうか?【あぐコラム:チョコレート】

冬はチョコレートが美味しい季節です。板チョコのイラスト(バレンタイン)

 

温かい飲み物と一緒にお口の中で溶かしながら食べるとこの上ない幸せな気分になります

ついついチョコレートを机の上に食べかけで置いておいたら無くなってる

なんてことはありませんか?

 

 

愛犬に人の食べ物を与えることはよくありますが、犬と人の違いを理解したうえで、特に与えてはいけないものを知っておくことが大切です。その中で、チョコレートは、犬に絶対に与えてはいけないものの一つです。


チョコレート中毒の原因は、チョコレートやココアの原材料カカオに含まれるという物質テオブロミンです。

 

 

 

チョコの苦味が多い、ビターチョコ、濃厚なチョコレートはカカオの量が多いので少量でも危険です。
一方、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートは、カカオの量が少ないので多めに食べても大丈夫なことが多いです。

 

犬がチョコレートを食べてしまうと4~15時間後に下記のような中毒症状が見られます。

チョコレート中毒の症状f:id:agufamily:20200328041914p:plain

 

 嘔吐や下痢

 動悸 神経過敏

 興奮、ふるえ・頻脈・心拍障害

 麻痺、昏睡、突然死

 腎臓の損傷(血尿)

 失禁

 発熱・脱水症状

 てんかん発作

 急性膵炎

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異常が発症する時間は、すぐに嘔吐する犬もいるが、食べた後4~15時間後に出現することが多いです。

しかし、犬は人間と違いテオブロミンの代謝に時間がかかり
摂取してから17.5時間でようやく50%のテオブロミンが代謝できると

言われていますので

チョコレートを摂取してから24時間は中毒が起こる可能性があります。
また、中毒症状が出てから3日程度続くこともあります

 

 

 

【危険な量と致死量 : 体重10kgの場合】

  • ホワイトチョコ :危険量 - 5,000g、致死量 - 26,000g
  • ミルクチョコ  : 危険量 - 86g、致死量 - 433g
  • ブラックチョコ :危険量 - 41g、 致死量 - 205g

 市販されている板チョコのチョコレート量は40-50gです。


カカオ含有量が多いブラックチョコだと、板チョコ約4枚程度で致死量となります。
これは一般的なデータです。

体質的に有害物質テオブロミンの消化が悪いと、もっと少ない量でも重篤になったり死に至ることもあります。

 

【チョコレート中毒の対処方法】

大量にチョコレートを食べた事がわかったら、すぐに病院に連れて行くべきですが出来ない場合の応急処置として強制的に吐き出させる方法がありますのでご紹介しておきます。

 

 

 

1.食塩を舌の上にのせる方法

食塩をスプーン1~7杯くらいまで舌のうえにのせて飲ませます。
すると、ガブガブと水をのみ、その後で嘔吐する事を期待する方法です。
この方法は、健康で若いわんちゃんのみ。

 

2.  オキシドールを原液、もしくは薄めて飲ませる方法

オキシドールを1回1~2ml(小型犬)、3~5ml(大型犬)を目安に飲ませます。
1回で吐く場合もありますが、吐かない場合は15分ほど様子をみて再度繰り返します。
この方法はタマネギ以外の誤飲にも有効です。

 

 


チョコレートを食べ中毒になったら、解毒剤はありません

治療の方法は、症状に対応した対症療法のみとなります

 

【チョコレート中毒の治療方法】

チョコレートに含まれる中毒成分「テオブロミン」は、犬での排泄が行われにくい;、という特徴があります。このことは、人で大丈夫でも犬でチョコレート中毒が起こりやすい理由の一つです。

また少量のチョコレートであっても、繰り返し食べていると、犬の中毒リスクが高くなります。このことも注意すべきポイントです。

そして、残念なことに、犬のチョコレート中毒における有効な解毒薬は存在しません。そのため、下記のような対処療法がチョコレート中毒の治療方法として採用されます。

 

胃腸の洗浄、嘔吐を促す薬注射器のイラスト

活性炭の投与木炭のイラスト

精神安定剤、鎮静薬、リドカイン(局所麻酔薬)注射器のイラスト

 

一度チョコレート中毒症状が出てしまうと、治療に困難が伴います

 

動物の手術のイラスト

 

 

 「犬にはチョコレートを与えない」「もし犬がチョコレートを食べてしまったら、少量であっても早期に動物病院の診療を受ける」という心構えが大切です。

 

 

何度も言いますがチョコレート中毒になると解毒剤がなく、対処療法しかありません。
犬が口にできるところにチョコレートを置いておかないように十分注意しよう。

 

 

あぐがチョコレートを食べた時ドレミチョコを2個たべていました。本当に慌てましたがあぐは体重が2,5kgなの板チョコ半分位でも大丈夫とインターネットで調べて書いていたのでほっとして様子観察で冷静に対応できました。

 

ただ本当に皆さんも気をつけてください。

 

これからも幸せに愛犬とずっと一緒に過ごしていきましょう

 

今日の元気がでる言葉

 

もし間違いを犯しても、
それが深刻なものであったとしても、
いつも別のチャンスがある。

失敗というものは、転ぶことではない。
そのまましゃがみこんだままでいることである。

メアリー・ピックフォード

「光城山山頂の桜並木(長野県安曇野市豊科)」の写真