あぐも大好き!もやしは安くて美味しいのです!!【あぐコラム:もやし】
犬はもやしを食べていい?
答えは「犬はもやしを食べても問題ない」です。
もやしは、栄養満点、低カロリー、更に低価格と私達人間にとって非常に有難い要素が詰まっている野菜と言えます。もやしには、犬の身体にとって害になる成分は含まれておらず、ただ食べれるだけではなく、与え方次第では愛犬の健康に良い効果を得られることもあります。
気になるもやしのカロリー100gあたり12kcalで、1袋200g入っているので29kcalほどとなります。
カロリーだけではなく、もやしの栄養に食物繊維があるので、ダイエットには最適の食材となるわけです。
手作り食にもやしを利用したり
普段のフードにトッピングしたりと積極的に犬にもやしを与える飼い主さんも多いようですね。
ただ、もやしが犬にとって無害な食べ物であっても、その与え方や量には注意しなければなりません。
普段何気なく口にしているもやしには、一体どんな栄養が含まれているのか、更にどんな健康効果が期待できるのかを確認してみましょう
1.もやしの栄養
<もやし100g当たりの成分>
大豆もやし | ブラックマッペもやし | 緑豆もやし | |
エネルギー | 37kcal | 15kcal | 14kcal |
水分 | 92.0g | 95.0g | 95.4g |
たんぱく質 | 3.7g | 2.0g | 1.7g |
炭水化物 | 2.3g | 2.7g | 2.6g |
食物繊維 | 2.3g | 1.4g | 1.3g |
ナトリウム | 3mg | 6mg | 2mg |
カリウム | 160mg | 71mg | 69mg |
カルシウム | 23mg | 15mg | 10mg |
マグネシウム | 23mg | 11mg | 8mg |
リン | 51mg | 28mg | 25mg |
鉄 | 0.5mg | 0.4mg | 0.2mg |
ビタミンE | 3.0mg | 0.5mg | 0.2mg |
ビタミンK | 57µg | 5µg | 3µg |
ビタミンB1 | 0.09mg | 0.04mg | 0.04mg |
ビタミンB2 | 0.07mg | 0.06mg | 0.05mg |
ナイアシン | 0.4mg | 0.4mg | 0.3mg |
ビタミンB6 | 0.08mg | 0.06mg | 0.05mg |
葉酸 | 85µg | 42µg | 41µg |
パントテン酸 | 0.36mg | 0.34mg | 0.23mg |
ビタミンC | 5mg | 11mg | 8mg |
犬のあらゆる細胞を正常に保つために重要な役割を担っているカリウム。
腎臓に働いて利尿作用を促し、血圧を下げる働きがあることから高血圧の予防効果が期待されています。
カルシウム
カルシウムは骨や歯を形成するために必要不可欠な成分で、犬のイライラ解消にも効果があると言われています。
もやしにはカルシウムの吸収率を高めるマグネシウムやリンも含まれているので、犬に食べさせることで健康な骨やメンタルの維持に役立つでしょう。
ビタミンC
抗酸化作用のあるビタミンCは皮膚や血管の老化を防いだり、免疫機能をサポートして細菌やウィルスの侵入をブロックします。
また、発がん物質の形成を抑制する働きがあり、がん予防に効果的とも言われています。
免疫力もアップします。ストレスにも強い体つくりにも効果的といわれています。
ビタミンB1は犬の疲労回復に力を貸してくれる水溶性ビタミンです。
糖質のエネルギー代謝をサポートするほか、脳の中枢神経や手足の末梢神経を正常に保つ働きがあります。
もやしの栄養価の高さは強力な発芽パワーによるもの。
元の種子から発芽することによって成分の含有量が増加したり、新しい栄養素が生み出されているというのだから驚きです。
もやしはビタミンやミネラルのほか、たんぱく質を構成するアミノ酸も発芽によって増量しています。
そのなかでもっとも注目されている成分がアスパラギン酸です。
アスパラギン酸は特殊な酵素の働きによってできる非必須アミノ酸の一種で、エネルギーの代謝を助け、スタミナをつけたり疲労回復させる効果があります
2.犬に適したもやしの食べさせ方
犬がもやしを食べるといいことがたくさんありますが、与える量や与え方を間違えると、犬の健康を損ねてしまいます。
私たち人間が普通に消化できる量でも、体の小さな犬には当然、負担がかかってしまうもの。
犬にもやしを与える際には、体格に応じた適量を知り、犬の健康のためにもやしの栄養を生かすような食べさせ方をしてあげましょう。
2.1 犬が一日に食べても良いもやしの目安量
犬の体重 3kg … 20g
犬の体重 5kg … 30g
犬の体重10kg … 50g
犬の体重20kg … 90g
(もやし1袋が200g程度です)
特に消化器官が未発達な子犬や、消化機能が低下しがちな高齢犬、胃腸が弱い犬などにもやしを大量に食べさせてしまうと、その水分量の多さから下痢などの症状が現れることもあります。
もやしは、他の食材などと比べて多少摂取量が多くなったとしても比較的無害ではありますが、様子を見ながら量を調節するようにしてください。初めて食べさせる時には少なめから開始してください。
2.2 もやしは生食でも加熱してもOK
犬にもやしを食べさせるときは、生のままでも加熱調理しても大丈夫です。
もやしに含まれる葉酸やビタミンCは熱に弱い性質があるため、それらの栄養を犬に効率良く摂らせてあげるためには、生のままでもいいですし、
加熱すると苦味が消えるので食べやすくなるのでそれでも大丈夫です。
加熱する場合は、大事な養分が流れ出てしまわないようにサッと湯がくか、やわらかくして犬に食べさせたいときは茹で汁ごと与えるのが良いでしょう。
どちらの場合も犬が消化しやすいように細かく刻んであげるようにしましょう。
ただ非常に足が早く、傷みやすいため、新鮮な状態のものを与えることを心がけてください。特に気温が高い夏場は、購入したその日に調理するのが理想的です。もやしは灰汁も少ない野菜であるため、新鮮なものであれば、生で与えても問題はありません。
私の経験としてはもやしは加熱する方がくせもなくなり、ワンちゃんは食べやすそうにしている印象です。
実際に愛犬にもやしを与えている飼い主さんのなかには「愛犬のお尻から細長い物体が出てきた。回虫かと心配したら、もやしだった。」なんて経験をした方も多いようです。
もやしが食べた時の状態のまま排泄されると、便が連なったり、出にくくなったりしてしまうこともありますので、必ず細かく刻むようにしてください.。
かわいいワンちゃんと楽しく健康に過ごしましょう。
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